Loading...
省都 2018-12-28T16:17:15+00:00

悠久の歴史を持つ古城で、市の周辺で大汶口、龍山文化の遺跡が多数発掘されている。春秋時代は楽邑、漢初は歴城と呼ばれ、漢の景帝3年(154年)済水の南にあるところから済南郡と改称された。唐宋時代は商業都市として栄え、明以後政治の中心となった。

済南は山東省の省都、「家々に泉あり、軒々に柳あり」と表現されるほど、泉が多い。700あまりの天然涌泉はそれぞれ渓谷に沿って大明湖に注ぎ、その湖面には仏教遺跡の千仏山が照り映えている。

代表都市

済南

済南は山東省の省都。2600年以上の歴史があり、南は泰山、北は黄河に面している。中国歴史文化名城、中国最優秀観光都市であるとともに、第11回全国運動会の開催地にもなった。

済南はまた「山水聖人」「斉魯文化」「黄金海岸」という山東省の誇る三つの重要な観光路線に属しており、独特の自然景観、悠久の歴史文化、現代都市のすべてにおいて見どころのある町である。

済南は悠久の歴史をもち、「泉の都」としても有名である。700以上の天然泉が湧き出ており、72の異なる泉の形態が認められ、それぞれに特徴がある。泉の多さは全国的に有名。

旧市街区には趵突泉、黒虎泉、珍珠泉、五龍潭の四大泉群があり、趵突泉は特に名高い。奇観百脈泉もまた有名である。2009年、護城河遊覧船観光コースも開拓された。

古都市の暮らしが垣間見える芙蓉街、曲水亭街、王府池子街などをゆっくり散歩すると、「家々に泉あり、軒軒に柳あり」といった風情を体験をすることができる。彫刻装飾や歴史を感じさせる泉と池を鑑賞し、それぞれの小さな泉が流れ込む「大明湖」、仏教の名山「千仏山」を眺めれば、「都の半分は山の色、半分は湖の色」という言葉にもうなづける。

済南は中華文明発祥の地の重要な一つである。城子崖では黒陶土器を象徴とする新石器時代晩期の、龍山文化が隆盛した。

舜文化遺跡➖舜耕山(舜がここで畑を耕したと伝えられる)、秦時代の長城➖斉の長城、中国最古の石塔、隋代の柳埠四門塔、霊岩寺宋代の彩色塑像羅漢など文化遺産も多い。著名人も多く排出していて、五龍潭に旧邸がある秦璙、文学者では李清照、辛棄疾、張養浩,李白、杜甫、蘇軾、曾巩などがいる。傑出した人材が済南を遊歴し住居を構え、数多くの秀逸な作品を残した。

見どころ

山東省博物館

山東省博物館は1954年に建てられた中国で最も重要な省レベルの総合地質博物館である。所蔵品は全部で20万以上。陶磁器、青銅器、甲骨文、古陶器にしるされた銘文や文字、封泥、璽印、木簡・竹簡、壁画、書画など多岐にわたる。山東歴史文化展と孔子文化展は常設展示、山東の重厚な歴史文化の変遷が展示されている。

趵突泉

数ある源泉の中でも「天下第一の名泉」として知られるのが、泉城広場の西側に湧出する趵突泉である。趵突泉と名づけられたのは宋代になってから。清代に江南に江南巡行に向かう乾隆帝は北京から「玉泉水」を携えてきた。済南で趵突泉の水を口にした途端に水を取り換えたというエピソードが伝わっている。その時に乾隆帝は趵突泉を「天下第一泉」と命名した。

大明湖

趵突泉北路をタクシーで1キロばかり北進すると、趵突泉と並ぶ済南のもう一つの名勝として知られる大明湖のほとりに出る。立派な牌坊が立つ南門は、東西に走る大明湖路の沿道にある。門をくぐると、噂にたがわぬ広大さで湖面が広がっている。大明湖は李白や杜甫が訪れたことでも有名。

四門塔風景区

済南南郊の丘陵地に車を走らせると、済南市民お気に入りの週末の保養地がある。緑豊かな低山の谷間に幾筋もの清流がめぐり、実に清々しい気分にさせてくれる。国の全土で環境の悪化が報告される中国でも、ここだけは別世界の趣がある。桃源郷を連想させる山里の佇まいである。

千仏崖

案内板にしたがって山に分け入ると、山裾の切り立った岩壁に、約60メートルにわたって大小様々な石仏が彫りこまれている千仏崖がある。その数は計211体にも達する。大半は唐代初期のもの。

龍虎塔

千仏崖から東に下ると、塔身に見事な彫刻が施された古風な石塔が現れる。レンガと石で造作された龍虎塔である。中国国内に現存する唐塔の中でも、最も華麗、優美なものとされる。

霊岩寺

霊岩寺は仏教発展史の中で天台山の国清寺、南京の栖霞寺、湖北の玉泉寺と並んで重要な役割を演じてきたため「中国四大名刹」の一つに数えられている。唐代、宋代が霊岩寺が最も隆盛を誇った時代で、その隆盛期には殿閣が四十以上、禅房が500室以上、僧侶500人以上を擁したと言われている。

辟支塔

千仏殿の西北にそびえ立つのが霊岩寺のシンボル的建築である辟支塔。高さ55.7メートル、八角九層の楼閣は煉瓦造りで、その淡く枯れた色調が、スラリと延びた姿態の美しさをいっそう際立たせている。

グルメ

コイの甘酢あんかけ

糖醋鲤鱼 [táng cù lǐyú]

コイの甘酢あんかけは、山東済南の代表的な伝統山東料理である。香り豊かで黄金色。食感は外身がパリパリで中身はしっとりと柔らかい。甘酸っぱく美味。黄河のコイ肉は柔らかく脂がのっていておいしい。中国で最も人気のある料理のひとつ。『詩経』に「魚を食べたければ、黄河のコイを食すべし。」とあるように、3000年以上前から黄河のコイ料理はよく知られており、人々に親しまれた名物料理であった。常食すれば滋養強壮・栄養補給に効果があるだけでなく、頭にもよく、コレストロールを抑え、血液をサラサラにし免疫力を高める効果もある。

済南サクサク鍋

济南酥锅 [jǐnán sū guō]

サクサク鍋は伝統的な山東ご当地グルメである。かなり手の込んだ料理で、それだけに味、食感もまた格別である。まずは新鮮な素材探しから。主要食材はハクサイ、レンコン、コンブ、高野豆腐、スペアリブ、豚足、鶏肉、魚、肉など。調味料は、酢、砂糖、黄酒(もち米・米・アワなどで醸造した黄色を呈する酒の総称)、醤油、塩。薬味はネギ、生姜などである。具材の並べ方も凝っていて、一般的には鍋底にハクサイを敷き詰め、その上に肉類、コンブ、レンコンなどを並べる。フタを閉じる前に、豆腐やハクサイで鍋の表面を覆う。まず強火、次にとろ火で骨やとげが形をとどめないほどに柔らかくなるまで煮込む。出来上がりまで約10時間。火を止め、完全に冷ましてから食べる。酸味と甘みがバランスよく混じり合い、香り豊かで食感なめらか。一度食べたらまたすぐに食べたくなる味。

九転大腸

九转大肠 [jiǔ zhuǎn dàcháng]

九転大腸も代表的な山東料理のひとつである。豚の大腸をさっと茹でた後に油で揚げ、腸の中に10種類以上の薬味を入れて、とろ火で炒める。見た目は赤色でつやつやしている。肉の感触は柔らかく、一層一層きれいに分かれている。味は酸味、甘味、辛味、塩味の全て揃って、香りもよい。脂っこくなく飽きない味である。九転大腸は清朝光緒元年に済南の九華楼酒店で発明された料理であるという。その名の由来は、豚の大腸を醤油で煮込んだこと、店主が「九」の字を好んだこと、食いしん坊の客たち(饕餮:とうてつ:伝説中の凶悪な獣で大変な「食いしん坊」とされている)が、まるで「九転仙丹(飲むと仙人になるという霊薬)」の様に、「味の真髄が料理に染み込んでいる」と絶賛したことにある。これによって「九転大腸」という名は、全国にその名をとどろかせることになった。

済南ぐるぐる揚げ

济南油旋 [jǐnán yóu xuán]

ぐるぐる揚げも済南を代表するご当地グルメのひとつである。螺旋状で表面が黄金色になっていることから、ぐるぐる揚げと呼ばれるようになった。香ばしいネギのにおいに、皮はパリパリ中身はしっとり柔らかく、安くて美味しい庶民の味である。特に「舜耕山庄」で作られる「ぐるぐる揚げ」と「塩がゆ」(済南の人々は、もうひとつの名物「塩がゆ」といっしょに食べる)は、素材が厳選されている上に作り方にもこだわりがあり、知る人ぞ知る名物。中国人のみならず外国人観光客にも必ず味わってほしい「済南グルメ」である。

山東省の天気

おみやげ

木魚石文化観光商品

木魚石は済南市長清区内で見られる、珍しくて貴重な石材の一種である。学名は「太一余糧」「禹余糧」「石中黄子」。俗称「還魂石」「鳳凰卵」。カンブリア紀に形成され、すでに5億年経過している。石質は、硬くきめ細かい。色彩はやや濁っているが、模様は明確ではっきりしている。丁寧に磨くと、美しく透き通った美術工芸品となる。木魚石を使って作った器や皿は防腐効果があり、酷暑にお茶を入れても7日間、味、色、香りが変わらないという。

黒陶土器

龍山文化の中で、最も目を引くのが黒陶土器である。出土された黒陶土器は、杯、お椀、大皿、鉢、壺、器などで、「漆のように黒く、鏡のように光り輝き、紙のように薄く、軽くたたくと古代打楽器のような音がする、原始文化の極めて貴重な宝物」と称えられている。徳功陶芸研究センターが、黒陶土器を集めて設計創作、生産、販売を一括して執り行っている。

ホテル

自分にあったホテルを探してみよう

済南のホテルを探す