山東省省都の町
済南

済南は山東省の省都。2600年以上の歴史があり、南は泰山、北は黄河に面している。中国歴史文化名城、中国最優秀観光都市であるとともに、第11回全国運動会の開催地にもなった。

済南はまた「山水聖人」「斉魯文化」「黄金海岸」という山東省の誇る三つの重要な観光路線に属しており、独特の自然景観、悠久の歴史文化、現代都市のすべてにおいて見どころのある町である。

済南は悠久の歴史をもち、「泉の都」としても有名である。700以上の天然泉が湧き出ており、72の異なる泉の形態が認められ、それぞれに特徴がある。泉の多さは全国的に有名。

旧市街区には趵突泉、黒虎泉、珍珠泉、五龍潭の四大泉群があり、趵突泉は特に名高い。奇観百脈泉もまた有名である。2009年、護城河遊覧船観光コースも開拓された。

古都市の暮らしが垣間見える芙蓉街、曲水亭街、王府池子街などをゆっくり散歩すると、「家々に泉あり、軒軒に柳あり」といった風情を体験をすることができる。彫刻装飾や歴史を感じさせる泉と池を鑑賞し、それぞれの小さな泉が流れ込む「大明湖」、仏教の名山「千仏山」を眺めれば、「都の半分は山の色、半分は湖の色」という言葉にもうなづける。

済南は中華文明発祥の地の重要な一つである。城子崖では黒陶土器を象徴とする新石器時代晩期の、龍山文化が隆盛した。

舜文化遺跡➖舜耕山(舜がここで畑を耕したと伝えられる)、秦時代の長城➖斉の長城、中国最古の石塔、隋代の柳埠四門塔、霊岩寺宋代の彩色塑像羅漢など文化遺産も多い。著名人も多く排出していて、五龍潭に旧邸がある秦璙、文学者では李清照、辛棄疾、張養浩,李白、杜甫、蘇軾、曾巩などがいる。傑出した人材が済南を遊歴し住居を構え、数多くの秀逸な作品を残した。

タイトル情報
景色の旅
  • 山東省博物館
    山東省博物館は1954年に建てられた中国で最も重要な省レベルの総合地質博物館である。所蔵品は全部で20万以上。陶磁器、青銅器、甲骨文、古陶器にしるされた銘文や文字、封泥、璽印、木簡・竹簡、壁画、書画など多岐にわたる。
  • 趵突泉
    数ある源泉の中でも「天下第一の名泉」として知られるのが、泉城広場の西側に湧出する趵突泉である。趵突泉と名づけられたのは宋代になってから。清代に江南に江南巡行に向かう乾隆帝は北京から「玉泉水」を携えてきた。済南で趵突泉の水を口にした途端に水を取り換えたというエピソードが伝わっている。その時に乾隆帝は趵突泉を「天下第一泉」と命名した。
  • 大明湖
    黒虎泉は、金代『名泉碑』、明代晏壁『七十二泉詩』、清代の郝植恭『七十二泉記』に著した済南の『七十二泉記』の一つで、「黒虎泉泉群」の第1位に位置している。
  • 四門塔風景区
    済南南郊の丘陵地に車を走らせると、済南市民お気に入りの週末の保養地がある。緑豊かな低山の谷間に幾筋もの清流がめぐり、実に清々しい気分にさせてくれる。国の全土で環境の悪化が報告される中国でも、ここだけは別世界の趣がある。桃源郷を連想させる山里の佇まいである。
  • 千仏崖
    案内板にしたがって山に分け入ると、山裾の切り立った岩壁に、約60メートルにわたって大小様々な石仏が彫りこまれている千仏崖がある。その数は計211体にも達する。大半は唐代初期のもの。
  • 龍虎塔
    千仏崖から東に下ると、塔身に見事な彫刻が施された古風な石塔が現れる。レンガと石で造作された龍虎塔である。中国国内に現存する唐塔の中でも、最も華麗、優美なものとされる。
  • 霊岩寺
    霊岩寺は仏教発展史の中で天台山の国清寺、南京の栖霞寺、湖北の玉泉寺と並んで重要な役割を演じてきたため「中国四大名刹」の一つに数えられている。唐代、宋代が霊岩寺が最も隆盛を誇った時代で、その隆盛期には殿閣が四十以上、禅房が500室以上、僧侶500人以上を擁したと言われている。
  • 辟支塔
    千仏殿の西北にそびえ立つのが霊岩寺のシンボル的建築である辟支塔。高さ55.7メートル、八角九層の楼閣は煉瓦造りで、その淡く枯れた色調が、スラリと延びた姿態の美しさをいっそう際立たせている。
  • コイの甘酢あんかけ
    コイの甘酢あんかけは、山東済南の代表的な伝統山東料理である。香り豊かで黄金色。食感は外身がパリパリで中身はしっとりと…
  • 済南サクサク鍋
    サクサク鍋は伝統的な山東ご当地グルメである。かなり手の込んだ料理で、それだけに味、食感もまた格別である。まずは新鮮な素材…
  • 九転大腸
    九転大腸も代表的な山東料理のひとつである。豚の大腸をさっと茹でた後に油で揚げ、腸の中に10種類以上の薬味を入れて、とろ火で炒…
  • 木魚石文化観光商品
    木魚石は済南市長清区内で見られる、珍しくて貴重な石材の一種である。学名は「太一余糧」「禹余糧」「石中黄子」。俗称「還魂石」…
  • 黒陶土器
    龍山文化の中で、最も目を引くのが黒陶土器である。出土された黒陶土器は、杯、お椀、大皿、鉢、壺、器などで、「漆のように黒く。…