七夕は何をする

七夕は何をする

2021-08-14 10:29:49

【編集:HAIWAI 2021/08/14】


七夕は何をする(图1)

七夕は古代中国の七夕節に由来しています。七夕節とは旧暦七月七日(新暦では八月)に行う節句です。非常に古くからある節句でしたが近年は廃れてしまっていました。ここ数年、西洋から入ってきたバレンタインデーに触発される形で、中国版バレンタインデーとして復活しています。

  七夕は中国の起源で、日本、朝鮮半島、ベトナムなど中華文化の影響を受けた一部の国にも祝う習慣があります。2006520日、七夕の節句は中国国務院に第一期国家級無形文化遺産に登録されました。



七夕の由来

七夕は何をする(图2)

七夕は何をする(图3)

 七夕節は後漢(25~220年)の後期には特定の意味を持った祝祭日として定着していたようです。『四民月令しみんげつれい』(後漢の年中行事記)によると、この日人々は曲を作ったり害虫除去の薬を作ったり、本や衣類の虫干しをしていたそうです。この節句と織姫彦星の七夕伝説が重なり、神と人の愛の物語を想う日となりました。

 中国の七夕節は女性が裁縫や刺しゅうがうまくなるよう祈る日でもありました。というのは七夕のヒロイン織姫は裁縫を司った神でもあるからです。ですから七夕節は中国では乞巧节(裁縫や刺しゅうがうまくなるよう祈る日)とも言います。



乞巧節とは

 七夕はロマンチックな祭りと思われていますが、かつてはむしろ女の子たちが裁縫や刺しゅうの腕の上達を願う、女の子のためのお祭りだったようです。昔は裁縫や刺繍の腕、つまり家事などにたけた女性が人気の的、というより不器用な女の子はお嫁の貰い手がなかった、あるいは良いところにお嫁に行けなかったそうですから大変です。

 嫁入り前の娘たちは七夕の夜、庭に果物などを供え、織姫星に裁縫上達の祈りを捧げたのです。

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現代の七夕節

 

 娘たちが星に祈りを捧げた七夕節乞巧節はやがて廃れていきます。最近盛んになった中国の七夕節は恋人たちがプレゼントを交換し合ったり、一緒に特別なディナーを食べる、つまり中国のバレンタインデーとなっています。

 日本では中国の七夕節が姿を変え、笹の葉に祈りを書いた短冊をさげ、自分の祈りを星に届ける星まつりになっていきました。日本では七夕だけではなく古来の伝統が今も生きています。

 こうした情報が近年中国に伝わり、またバレンタインデーやクリスマスのような西洋の祭りもまた中国でもてはやされるようになるにしたがって、中国人は中国古来の伝統に意識を向けるようになりました。


七夕は何をする(图6)

近年の中国政府もまた、中国人を一体化させるために伝統を復活させることに力を入れ始めています。

 また日本でも見られることですが、伝統の商業化、つまり儲けるためなら何でも利用しようという商人たちの魂胆もあるでしょう。

 こうした機運に乗っての新しい七夕まつりの復活ですが、生活にゆとりができ、こうしたことを楽しめる時代になったということが、中国での七夕復活の最大の理由なのだと思います。


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七夕は何をする?

 

闘巧

 昔の中国では、裁縫や刺繍など、針がなければできない仕事なので、女の子は針を使いこなせなければならないのです。ルールは、糸を早く通させる方が勝ち、遅い方が負けるということです。負けた人は勝った人にプレゼントをあげることになります。これは「闘巧」といいます。

 また、蜘蛛の巣の形で女子の手先が器用かどうかを占いします。この風習は中国南北朝時代から始まりました。七月七日の夜に、蜘蛛を宝石箱などの器に入れて、翌朝、箱を開けて見て、もし網が丸くて張っていれば、女性の手先が器用だと判断できます。


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江蘇省宜興 

七夕香橋会

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七夕は何をする(图10)

 江蘇省の宜興では、七夕香橋会というイベントを行う風習があります。毎年の七夕に、四面八方から集まってくる人たちが、大小異なる線香で長さ5m、幅0.5mの橋を作ります。橋の欄干も据え付け、欄干にカラフルの糸で編んだ花を飾ります。

 夜になると、彦星と織姫を祭り、福を祈ったら、この香橋を燃やします。双星はすでに橋を通ってめでたく会えたという意味が込められています。この香橋は鵲の橋からの由来だそうです。


湖南省 露で洗顔


湖南省と江蘇省浙江省一帯に七夕に女性が髪を洗うという面白い風習があります。人々は七夕の日に泉の水、川の水を汲むことを、天の川の水を汲むこととみなし、その水には人を清める神秘的な力があると信じています。そのため女性がこの日に髪を洗うことには、天の川の聖なる水で髪を清め、女神の御加護が得られるという特別な意味があります。

 さらに洗面器を使って露を集めるという風習も流行しています。伝説では七夕の日に降りた露は織姫と夏彦が再会を喜ぶ際に流した涙で、それを目につけると目がよくなり、手につけると手先が器用になるとされています。

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陝西省

手先の器用さを競う

 陝西省の黄河の上流および中流域に広がる高原地域では、七夕の夜にさまざまな「乞巧」に関する行事を行う風習があり、中でもよく見られるのは女性たちが、花の服を着た「器用な娘」と呼ばれる草人形を編むことです。

 また七夕の夜に各家庭の女性は、豆苗、青ネギを切って水の入ったコップに入れ、月の下にできる影を見て、手の器用さを占ったり、針の穴に糸を通す速さを競ったりします。


七夕は何をする(图12)

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広州  仙人を迎える

 広東省広州市の「乞巧節」は独特の風習があります。「乞巧節」の時期になると、女性たちは色紙、カミヤツデ、綿のひもなどを使って編んだ精巧なおもちゃを作り、節句を迎える準備をします。さらに穀物類やリョクトウを小さな箱に入れ、水の中に入れて発芽させ、芽が7センチほどまで生長すると、それを使って神を崇拝します。

 この儀式は「苗の仙人崇拝」「野菜の神崇拝」と呼ばれています。七夕前日の旧暦76日の夜から7日の夜の間、女性達は新しい服を身にまとい、新しい装身具を身につけ、準備が整うと、線香を燃やし、ろうそくに火をつけ、星空に向かってひざまずきます。この儀式は「仙人を迎える」ために行われているというのです。


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七夕の食

「巧菓子」

 

 七夕の食べ物とたら、「巧菓子」が一番有名でしょう。「乞巧菓子」とも言います。この日の夜、家族みんなが庭に集まり、「乞巧菓子」を食べ、菓子を作る人の腕を評価します。現在になって、この「乞巧菓子」が消え、多種多様なデザートやケーキに変わりました。

 「乞巧菓子」とは、油、小麦粉、糖、蜜で作った伝統お菓子です。

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山東省:

巧巧ご飯(チャオチャオごはん)

 

 巧巧ご飯を食べるのは山東省の漢民族少女に流行る風習です。地域によって習慣が異なるですが、滕県(現在滕州)、費県、臨朐、蒙陰、昌邑、膠県(現在膠州)、鄒県(現在鄒城)などの地域は正月の十六日に行います。

 棗荘、諸城などの地域は夏の七月七日に行います。濱州などの地域は清明節に行います。

 その時、未婚の少女は数人(基本七名)が集まって、それぞれ米、豆、麺類などの食材と調理道具を持って、郊外へピクニックします。ご飯の中に、裁縫用具をいれて、それを食べられた人が織姫に守られ、手が器用になると言われています。

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