山東博物館十大国宝 その一つ・九旒冕

山東博物館十大国宝 その一つ・九旒冕

2021-08-29 10:43:34

【編集:HAIWAI 2021/08/29】


(きゅう)(りゅう)(べん) 山東博物館の鎮館の宝(博物館の宝)の一つで、明代洪武帝時代(13681398)の王冠です。19701971年に、山東省兖州九龍山の麓に位置する魯荒王墓で出土したものです。魯王朱檀は、明代開国の皇帝朱元璋の10番目の息子で、生まれて2ヶ月後に魯王の地位を与えられ、15歳で兖州(現在の山東省内)に赴きましたが、19歳の時、薬の副作用で目を患い、亡くなってしまいます。おくり名を「荒」といいました。

この王冠は、細い竹で編まれていて、前後には赤、白、緑、黄、黒の五色の珠からなる九つの旒(玉飾り)が垂れています。また、上板の下にある玉衡の両端には紐を通す穴があり、「充耳」と呼ばれる玉石を付けた紐が垂れ下がっています。さらに、王冠の横には梅花の形の金具が施され、金のかんざしを貫いています。  

なお、この九旒冕は、明代初期の王冠として中国に現存する唯一の実物です。

 

山東博物館十大国宝 その一つ・九旒冕(图1)


クリック数: