博物館シリーズ・青州博物館 趙秉忠殿試巻

博物館シリーズ・青州博物館 趙秉忠殿試巻

2021-11-26 09:18:03

【編集:HAIWAI 2021/11/26】


明万暦26年(紀元1598年)趙秉忠殿試巻 】
青州市博物館に所蔵されています。
これまでに中国で見つかった唯一の明代状元巻です。
状元とは科挙の試験で一位の成績を収めた者に与えられる称号。状元巻とは、その際の試験用紙のこと。歴史上、計700人以上の状元が輩出したため、700部以上の状元巻があるはずですが、歴代の戦火によりほとんどの状元巻が滅失しました。
1983年、魏振聖が趙煥彬の家から収集したこの状元巻を青州市博物館が収蔵しました。 紙本、折り本、巻頭・巻末部分等を含め23折で、3層の宣紙で表装し、表紙、裏表紙はさらに絹織で表装、縦47.6cm、1折の幅は14cmです。
内容としては,前後二つの部分に分かれており、前の部分は、作者とその上3代の略歴が宋体を模して計4折に書かれており、冒頭の上には「礼部之印」の4字方印が押されています。最後の部分にもこの印の2分の1が捺印され、袋とじにされた上に、「弥封関防」の長印により封印されています。

後の部分は本文で,1折6行、計15折に細字で書かれています。 全文2,460字で、冒頭の右上には朱書で「第一甲第一位」の6文字があり、その下には「弥封関防」の長方印が捺印されています。本文の後には読巻官、印巻官の氏名があり、巻末には「印巻官礼部儀制清吏司署朗中事主事臣朱敬循環」という大きな文字の一行が印刷されています。


博物館シリーズ・青州博物館 趙秉忠殿試巻 (图1)

博物館シリーズ・青州博物館 趙秉忠殿試巻 (图2)




クリック数: